百済の面影・扶餘の旅

扶餘を楽しむ(見どころ)

クドゥレ彫刻公園:구드래조각공원

  • 住所忠清南道扶餘郡扶餘邑グギョ里一帯
  • 電話番号扶蘇山城管理所: (041)830-2527
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「クドゥレ」は扶蘇山城の西の麓の白馬江沿いにある里の名前で、もともとは泗沘城の船着場という意味を持っている。百済時代には日本や中国との交易の中心地としての役割を果たした場所だ。日本で百済を呼ぶ言葉である「クダラ」はこの渡し場の「クドゥレ」に由来するという説もある。1985年に国民観光団地に指定され、地元出身の彫刻家や国内外の有名彫刻家の作品を集めた彫刻公園として造成された。

白馬江遊覧船の発着所の脇には「自温台(ジャオンデ)」という小さな丘がある。史書「三国遺事」によると、百済の王が王興寺(ワンフンサ)に礼拝をしに行った時のこと。この丘の岩の上で仏様に祈ると、岩が自然に温まったことから名づけられたという。現在の推測では臣下が王が到着する前に火をつけ石を温めていたものと思われる。

タクシーはほとんど通らないので、遊覧船を降りたら「聖王銅像」のあるロータリーを目指して歩くことになる。ちなみに「市外バスターミナル」までは900メートル、「定林寺址」は1.2キロ。沿道には地元の郷土料理を楽しめる食堂がたくさんある。

  • 行き方扶餘市外バスターミナルから徒歩約10分
  • 問合せ扶餘総合観光案内所(041)830-2330 史跡管理事務所:(041)830-2525

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(2011年10月1日掲載)

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