百済の面影・扶餘の旅

扶餘を楽しむ(見どころ)

大鳥寺(テジョサ):대조사

  • 住所忠清南道扶餘郡林泉面クンサン里山761番地
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聖興山城から下った、山の中腹にある。

創建は百済聖王527年。伝承では百済の僧侶の夢に観音があらわれ、それが鳥に変わって飛んでいった。そこを訪ねていったら聖興山だったため寺を建てた。その後高麗原元宗(원종:ウォンジョン)のときに再建されたという。寺には高麗時代の三層石塔と10m近い高さの石仏がある。未来の世界に現れ衆生を救済するという弥勒菩薩を形象化したもので高さが10mにもなる巨体だ。法堂には仏像を祀らず、窓越しに弥勒像を拝めるようにして本尊仏の役割をさせている。

論山(ノンサン)の灌燭寺(관촉사:クァンチ クサ)が有名であるが、大きさ、形式、様式までよく似ている。

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(2011年10月1日掲載)

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