扶餘を楽しむ(見どころ)
皐蘭寺(コランサ):고란사(指定番号:文化財資料第110号)
- 住所忠清南道扶餘郡扶餘邑雙北里山4
- 電話番号扶蘇山城管理所: (041)830-2527
百済時代の尼寺の址と言われる、伽藍一つの小さな寺。扶蘇山の北、白馬江(錦江)を見下ろす崖の中腹にある。寺の壁には、奈良時代に日本から二人の尼僧が留学したという伝承が描かれている。
寺の裏に湧き出る水は韓国一の薬水(銘水)で知られ、飲むと20歳若返ると言われている。歴代の王は毎朝、宮女にこの水を汲ませてお茶を飲んだといわれる。湧き水のそばには「皐蘭(コラン)」という、この寺にしか生えないふしぎな蘭が自生し、宮女はこの神泉から汲んできた証しにと、皐蘭の葉を一枚、水に浮かべて王に献上したと伝えられる。寺の名前もこの「皐蘭草」から来ている。現在、この草は水の湧き出し口の近くにごく少量が保存されているのでぜひ見ておきたい。
皐蘭寺の下には、百済を滅ぼした唐の将軍、蘇定方が白馬を餌にして竜を釣ったという「釣竜台」があり、そのたもとから遊覧船が出ている。
- 行き方扶餘市外バスターミナルから徒歩(扶蘇山内に位置)
- *扶蘇山城入口の券買所で入場券を購入する。
- 入場料扶蘇山城+落花岩+皐蘭寺: 19歳以上 2,000ウォン 13~18歳 1,100ウォン
- 7~12歳 1,000ウォン
- 開放時間夏期(3月~10月)7:00~19:00 冬期(11月~2月)8:00~17:00
- 定休日年中無休
- 問合せ忠清南道総合観光案内所 (041)1330、830-2523(日本語可)
- 扶蘇山城管理所:(041)830-2527
(2011年10月1日掲載)