扶餘を楽しむ(見どころ)
宮南池(クンナムチ):궁남지(指定番号:史跡第135号)
- 住所忠清南道扶餘郡扶餘邑東南里16-1
- 電話番号史跡地管理事務所:(041)830-2512
百済時代の王様の別邸に作られた韓国最古の人工池を復元したもの。百済武王によって作られたとされるこの池の存在が、慶州にある「雁鴨池」の造園や、後には日本の造園技術にまで影響を及ぼしたといわれる。
「三国史記」によれば、宮の南側に池を掘って20里余りの距離を水を引きこみ、周辺の四方には柳を植えたとされる。池の中央には中国の伝説に出てくる三神山のひとつである方丈千山を模した島を作り抱龍亭という東屋が建てられた。この「宮廷の南側に池を掘った」という記述から宮南池と呼ばれている。
現在は薯童(ソドン)公園として蓮池などが整備され、夜でもウォーキングやデートで訪れる人の姿が絶えない。何千もの蓮や花が満開となる7月には薯童(武王の幼名)と善花公主の愛をテーマとした「扶余薯童蓮祭り」が開催される。
- <利用情報>
- 開館時間終日開放
- 入館料無料
- 休館日:なし
(2011年10月1日掲載)